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本作りの現場から

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本作りのこと、あんなこと、こんなこと、うら話しなど

2020.11.05

心をつかむブランディングブックの作り方

ブランディングブックというB6の小冊子を受注制作しています。
ご依頼いただいた企業様などのさまざまなニーズから、
全くのフルオーダーメイドでストーリーやビジュアルを組み立てるのです。

今回制作したブランディングブックの主役は
人ではなく「たべるお灸」という、
鍼灸院と食のプロが開発した究極のスローフード。
食に対して“安い” “旨い”だけではない価値観を持った、
感度の高いユーザーに向けての冊子となりました。

本日その色校正が出てきました。

企画構成・取材や、最適なビジュアルを考えていると、
対象の人や商品にはついつい思い入れが入ってしまいます。

「たべるお灸」という魅力的なネーミングは3000年の歴史のあるお灸の効果を、
おいしく体に取り入れられないかというところからきているもの。

その材料であるよもぎは、
まさに今回のブランディングブックのもうひとつの主役です。
ですから、生のよもぎの葉をぜひとも撮影に使いたとの思いがありました。

でも、撮影をしたのは10月。
よもぎは、春先から初秋にかけての野草です。
すったもんだして八方手を尽くし、
ようやく撮影直前に新鮮なよもぎの大きな株が手に入りました。

案の定、よもぎは大活躍をしてくれました。

また、料理の撮影には、スタイリングが欠かせません。
青山などには、撮影用にクオリティの高い食器や小物などを扱っている
レンタルショップがあり、平日はスタイリストや編集者でいっぱいです。
ここで、今回のイメージに合ったものを注意深くセレクトします。

その後、全ての要素を統合して
今回の企画に最も合う紙面デザインに仕上げます。

ブランディングブックの企画・構成から、
撮影のためのビジュアルアイデア・デザインはこのように、
ひとつずつ具現化していくのですが、
完成のイメージがスタッフの頭の中で共有できていないと
スムースに進めるのは難しくなります。

でも、そこは息のあったスタッフ、阿吽の呼吸で制作しています。

 

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